散歩ギライ
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- 2009/06/30(Tue) -
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三月の招待状
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- 2009/06/10(Wed) -
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将棋の子
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- 2009/06/10(Wed) -
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将棋の天才少年達が全国から集まる奨励会。棋士になるという夢や希望はいつしか勝てない自分への挫折となり彼らを追い込んでいく。夢半ばで破れ奨励会を後にした青年たちのその後を綴ったノンフィクション。 あまりノンフィクションは読まないんだけど、あの大崎さんが書いたと知って読んでみた。大崎さんって恋愛小説のイメージが強かったけど、実は子供のころは将棋少年で作家になる前は日本将棋連盟の職員として働いていたなんてびっくり! 将棋の世界のことは全く知らない私だけど、これを読んで将棋会の厳しさを痛感したし、好きなことを職業にするのって本当に大変なんだと思った。これは棋士になれなかった青年たちにスポットをあてた作品だけど、棋士として活躍した村山聖を主人公とした「聖の青春」も読んでみたいと思った。 満足度 ★★★ |
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悼む人
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- 2009/06/10(Wed) -
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左膝を地面について左手を地面スレスレに右手を頭上に掲げ最後に胸の前で重ねる。坂築静人は見ず知らずの他人の死を悼むため終わりのない旅を続ける。 「なぜこのようなことをしているのか」という問いかけに静人自身が「分からない」と答えているように、どこにも答えは書いてないけど、読み進めるうちに答えが分かって来る気がする。 どんな人にも愛した人、愛された人、感謝されたことがあり、いつまでも自分のことを忘れずにいてくれる人の存在が救いになるのかもしれないな。 満足度 ★★★★ |
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森に眠る魚
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- 2009/06/08(Mon) -
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仲の良かった同じ幼稚園の3人のママ友の関係が小学校お受験をきっかけにしてどんどんこじれて・・・まだ未満児の後輩ママと小学校お受験を終えた先輩ママも加わった5人のママ友の話。 最初はそれぞに相手に憧れを持ちいい関係だった5人なのに、嫉妬や妬み、見栄やプライドが交差して醜い心が表に出てくる。母親は子供を自分の所有物のように錯覚し、子供のためといいながら結局は自分のために一喜一憂する。予想は出来る展開だけど、5人の心の変化に読み入って久しぶりに一気に読んだ一冊。 満足度 ★★★★ |
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食堂かたつむり
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- 2009/06/08(Mon) -
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恋人に裏切られ故郷に戻って食堂を始めた倫子。メニューなく1日1組限定でそのお客様にあった食べ物を出す「食堂かたつむり」。そのうちここの料理を食べると幸せになるという噂が広まり・・・ まず最初に思い浮かんだのは「かもめ食堂」。名前といい、雰囲気といいかなり似てます。 倫子が食材に感謝しながら丁寧に料理を作る姿勢に「食べること」は命の連鎖なんだなと思った。 満足度 ★★★ |
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さよなら渓谷
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- 2009/06/08(Mon) -
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ある田舎町で起こった幼児殺害事件。母親が犯人として逮捕されたことをきっかけに、隣に住む若い夫婦の過去が明らかになる。 この物語の展開上、幼児殺害事件って必要なのかな・・・隣人との関係だけならもっと他の事件でも良かったような。読めばすぐにあの事件を連想してしまうだけに、必要だったのかどうかは疑問。。 満足度 ★★★ |
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